〜ポイント〜
*微に入り細をうがつことができない世界史の文化項目たち。「本質はそうじゃない」という意見が満載しそうな、教育するのに難しいところだと思う。一つ一つ自分で探求していくしかないだろう。
*啓蒙思想家はみんなフランス人だ。演繹的な合理主義がフランスで起こり、アンシャンレジームを「虚構」によって撃ち破ろうとするフランス・・・それに比するリアルな経験主義のイギリス。この対比は面白い。もっと追求した方が良いだろう。起業家・資本家とサラリーマンの違い。資本主義下で生き抜くヒントが隠されている。
*ホリエモンっぽいって思ったカルヴァン派も、フランスだしな。
*ホリエモンっぽいって思ったカルヴァン派も、フランスだしな。
*ラシーヌは興味深い。悲劇の時代である!
『三一致の法則』
"3つの一致(単一)とは、「時の単一」「場の単一」「筋の単一」を言い、劇中の時間で1日のうちに(「時の単一」)、1つの場所で(「場の単一」)、1つの行為だけが完結する(「筋の一致」)べきであるという劇作上の制約である。16世紀後半~17世紀初めのイタリアの演劇論がフランスに移入され、発展し、この法則ができあがった。"
へーって感じ。
*バロック様式でそれまでは描かれなかった空想の光などが、王に好まれるようになる。ミケランジェロ、ダヴィンチが絶対に描かない光の線など・・・浮世絵の雨の線ってのは、ある意味見えない線かもしれないが、西洋とは違って、素朴というか、王を喜ばせるためじゃないから、今で言えば、西洋にとってサブカル的だったんだろうな。ダウントンアビーが貴族の悲劇、ハウスオブカードが政治の、ブレイキングバッドが特殊な男の・・・だったらこっちは、なんだろう?やっぱり源氏から何から宮崎駿まで、とことん読むしかない。谷崎の現代小説ってあるっけか?犯罪小説があったな。
*「ロココが好き」って言っているようじゃ、なんだかまだまだだな。
◆啓蒙思想:理性を絶対として、旧来の体制を批判。民衆を無知から解放する。ただそれが本当に民衆のためになったかはわからないが・・・。
全員(仏)
・ディドロ、ダランベール・・・『百科全書』を編集。啓蒙思想を集大成。ちなみに、ルソーは「経済」の項目を執筆している。
・ヴォルテール・・・『哲学書簡』諸国の王と親交深めた。
・モンテスキュー・・・『法の精神』三権分立。
・ルソー・・・『社会契約論』平等に基づく人民主権論。
・・・このあたりの記述はほとんど意味をなしていない。『社会契約説』のホッブズ・ロック・ルソーを解説しているが、本質から外れており、「なぜ」が抜け落ちて、重要性がないがしろにされている。そもそもルソーは自然状態を肯定的に捉えたとんでもな奴なので、将来世界史の教科書でも隅の方に追いやられると思う。
それよりもアダムスミスやヒュームといったイギリスの思想家たちの方が重要だろう。無論、ホッブズも。
◆文学・・・暗記しても、読まんと意味がない
・古典主義・・・コルネイユ(仏)・ラシーヌ:悲劇(仏)・モリエール:喜劇(仏)
・ピューリタン文学…ミルトン(英)『失楽園』・バンヤン/バニヤン(英)『天路歴程』
・市民小説…デフォー(英)『ロビンソンクルーソー』・スウィフト(英)『ガリヴァー旅行記』
・ドイツ古典主義…ゲーテ『ファウスト』
バニヤンって初めて聞いた。『天路歴程』って面白いのだろうか?
◆絵画・建築
●バッロク様式・・・豪華絢爛、ルネサンスではなかった空想の光
絵画…ルーベンス(フランドル)→フランダースの犬
ベラスケス(スペイン)
レンブラント(オランダ)『夜警』
建築…ヴェルサイユ宮殿(ルイ14世)
●ロココ様式・・・比して、繊細・優雅で軽い
絵画…ヴァトー(仏)『シテール島の巡礼』→貴族の合コン
フラゴナール(仏)『ぶらんこ』→パンチラを見る男
建築…サンスーシ宮殿(フリードリヒ2世)→CDのジャケットでみました