〜ポイント〜
微に入り細をうがつことができない世界史の文化項目たち。「本質はそうじゃない」という意見が満載しそうな、教育するのに難しいところだと思う。一つ一つ自分で探求していくしかないだろう
*のちに混乱をきたす、神の客観的証明としての科学
*人間の思考を支える哲学
*国境が曖昧な中世から、明確な主権国家体制によって要される政治・経済思想

 







◆科学
 中世まで絶対的な存在として疑う余地のなかった神を、客観的な視座から標榜するために発展していったのだ自然科学の分野だった。つまり、今では宗教とは相容れないと思われる自然科学も、出発はキリスト教だった。
 物理学:ニュートン(万有引力の法則) 化学:ラヴォワジェ(質量保存の法則)
 分類学:リンネ(動物の分類)     
 医学:ジェンナー(種痘法1796)種痘法とは、「痘瘡(とうそう)」に対する免疫を作るための予防接種。種痘ウイルスを薄めて、痘瘡に罹る前に注射して免疫をつける。痘瘡とは悪性の伝染病で、WHOによって1980年には地球上から消滅した。天然痘、疱瘡(ほうそう)ともいう。

◆哲学
 『イギリス経験論』:英)フランシスベーコン など。帰納法で結論に達する。
 『大陸合理論』:仏)デカルトなど。「方法序説」。演繹で結論に達する。
 『経験論』と『合理論』の統合 → 『ドイツ観念論』:独)エマニュエルカントら。
 このくらいにまとめておくしかないか・・・。

◆政治・経済思想
 ”国”の概念が強くなる。
 グロティウス…国際法の祖『戦争と平和の法
 ホッブズ…国王の専制政治の必要性『リヴァイアサン』(そんな単純な話ではないんだけども…)
 ロック…人民の犯行の権利(=革命権)を主張『統治二論
 ケネー…農業を重視する重農主義の祖『経済表
 アダム=スミス…自由主義的な古典派経済学を確立『諸国民の富』(だったらヒュームも必要だよなぁ)