通信大学用ブログ

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カテゴリ:英語 > マンスフィールド『The Little Girl』

Katherie Mansfield キャサリン・マンスフィールド
第9回(3)
【まとめ】
一家の様子がわかる。
日曜になると教会に行く。
ある日の日曜の午後のこと。
裕福な様子がわかる。
父がでかいという描写があるが、最後に「小さいけど大きい」という趣旨だったはずだが。


【日本語訳】
 日曜日には、女の子は教会では父親と一緒に同じ腰掛けに座って、父親がはっきりと、大きな声で(賛美歌を)歌うのを聴き、彼が説教の間短くなった青い鉛筆で、封筒の裏に何か書き留めているのを見、それから、目を細めて片手で音を立てずにトントンと腰掛けについている台を叩くのを見ていた。
 お父さんが、とても大きな声で、祈りの言葉を口にしたので、神様は、牧師さんよりもずっとお父さんの方の声の方が聴こえたに違いないと思った。

 父親はとても大きい、彼の手もそれから彼の首も、あくびをした時の口も特に大きい。
 子供部屋で父親のことを考える、そうすると、それはまるで巨人のことを思うような気がするのだった。

 日曜の午後になるとお祖母さんが女の子を応接間に送り出す、茶色のビロードの服を着て、祖母の言うところの「お父さんとお母さんと楽しいお話をする」そのために。
意)日曜の午後になるとお祖母さんは女の子に茶色の天鵞絨の服を着せ、「応接間に行ってお父さんとお母さんと楽しいお話をしていらっしゃい」と送り出す。
 しかし、女の子が応接間に行ってみると、母親はいつも「スケッチ」を読んでいるし、父親は長椅子に、大の字になって手足を伸ばして、ハンカチを顔に乗せ、脚を一番いいソファのクッションの一つに預けて、ぐっすりと寝ていびきをかいているのだった。 


【重要表現】
15 On Sundays she sat in the same pew with him in church , listening while he sang in a loud , clear voice , watching while he made little notes during the sermon with the stump of a blue pencil on the back of an envelope –––his eyes narrowed to a slit –––one hand beating a silent tattoo on the pew ledge.
・listening, watching は分詞構文。主語はshe。
・withは道具を導く。
・narrowed は違う主語を明示+受け身型分詞構文being p.p だが、通常このようにbeingが省略される。
・beatingは違う主語明示+普通の分詞構文 

27 But the little girl always found mother reading The Sketch and father stretched out on the couch , his handkerchief on his face , his feet propped on one of the best sofa pillows , and so soundly sleeping that he snored.
・find O C とfind that ~がand で並列。動名詞で母の行動を説明した後、父は通常の過去形を用いて文章として説明している。どちらも「oがcだと/that~だと わかった」の用法とは少し違うが、それは単語のニュアンスの違いで、日本語で考えるより、findが「発見」のイメージであってその感覚を覚えていったほうがいい。文脈文脈。
・handkerchief on の間には分詞構文としてbeingが省略されている。
・proppedは違う主語明示+受け身型分詞構文のbeing省略。proppeは〜を支える
・A , B ,and C
・so...that~ 「とても…なので〜」 





Katherie Mansfield キャサリン・マンスフィールド
第8回(2)
【まとめ】
・キザイヤの努力と失敗と恐れが、父には惨めに見えてしまい、酷いことを言ってしまう。
・父親ではあるが、女の子にとって身近な存在でないのがわかる。

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【日本語訳】
 この時までには、父親はもうメガネをかけていて、そしてメガネ越しに、彼女を見た、小さい女の子にとっては、恐ろしいような見つめ方で見たのだった。
 「さぁ、キザイヤ、急いで、このブーツを取って、外に持って行きなさい。今日はいい子だったかい?」
 「わわ、わかりませんお父様」
 「わわ、わかりませんだって?もしそんな風に「どもる」のだったならば、お母さんがお前を医者に連れて行かなくてはならないよ」

 彼女は、他の人たちと話しているときは、どもったりはしなかった。もうとうに治っていたのだった。でも父親の前でだけどもるのだった/父親の前だけは例外でどもるのだった。なぜなら父親に話すときは、彼女は言葉を正しく話そうとあまりにも一生懸命にしていたからだった。
 
「どうしたんだい?何についてそんなに惨めな様相をしているんだい?(どうしてそんなに惨めな様子をしているんだね?)
 母さん、この子に、今にも自殺しようとしているかのような(様子)顔つきをしないように、教えてやらなくちゃいけないよ(教えてやってくれよ)
  さぁキザイヤ、ティーカップをテーブルに戻してくれないか?注意をするんだよ;お前の手はおばあさんの手のように震えるからな
  ハンカチは、ポケットの中にしまっておきなさい、袖のところに差し入れるんじゃなくて」

 「はは、はいお父様」
 

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【重要表現】
;セミコロン 二つの文密接な関係。今回は後ろが理由。自明な場合に接続詞を抜いてセミコロンで。 




Katherie Mansfield キャサリン・マンスフィールド
第7回(1)

【まとめ】

・主人公キザイヤは、どうも父親に怯えているようだ。

・父が仕事へ行くと安堵するし、帰ってきた父の元へ行くときは、ゆっくりゆっくり行くのが日常的だった。

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【日本語訳】

その小さい女の子にとっては、その人は、怖くて、倦厭したい人だった。

毎朝その人が仕事に行く前に、子供部屋にやってきて、おざなりのキスを女の子にした。そのキスに対して女の子は「行ってらっしゃいお父様」と答えるのでした。

”そしてあぁ”その安堵感といったら、父の二輪馬車の音が、長い道を遠ざかりながら、微かになっていくのを聴く時の。

夕方になって父親が帰って来る頃、女の子は手すりにもたれていると、父親が大きな声でホールで言っているのが聴こえた。

”喫煙室にお茶を持ってきてくれないか新聞はまだ届いていないのか?

 召使いたちが、またキッチンに持ち込んだのかな?

 母さん、新聞がそっちにあるかどうかを見てきてくれ、それから室内ばきを持ってきてくれないか”

”キザイヤ”と母親は女の子をよくこのように呼んだものだった。”いい子だから、降りていって、お父様のブーツを脱がせてあげてちょうだい”

女の子はゆっくりと階段をそっと降り、女の子は手すりを片手でしっかりと握り締めながら降りて行った。さらにゆっくりとホールを横切って、そうして喫煙室のドアを開けたものだった。

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【重要表現】 
 現在分詞、分詞構文


1:
To the little girl he was a figure(人 to be feared and avoided.

固有名詞を出さないことで、またTo~を前に出して、少女と誰か男の人が明確に存在することがわかる。


” 引用符という


13:"Kezia" mother would call to her ,"if you're a good girl you can come down and take off father's boots."

would 過去の反復行為を現している。you can 丁寧な命令形



16:more slowly still stillは比較級を修飾している






Katherine Mansfield キャサリン・マンスフィールド
Mansfield1


マンスフィールドについて

1888~1923。

35歳で没。


裕福な家庭に育った。

19歳で、ニュージーランド(その幸せな子供時代を描く)からロンドンへ。

今作は少しちがう。

厳格な父親と、それを恐れる子供。



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