『The Last Leaf』by O.Henry ⑨

スーは、下にある彼の薄暗くて汚い部屋でもって、ジンの香りを強く漂わせたベアマンさんを見つけた。部屋の片隅には、何も描かれていないキャンバスがイーゼルに掛っていて、25年もの間、傑作の最初の一筆が描かれるのを待って。
スーはベアマンさんにジョーンジーの空想のことを話して、さらにスーの恐れについて話しました。それは、ジョーンジーがこの世についてわずかにかけている想いがさらに弱くなってしまったなら、ジョーンジー自身が一枚の木の葉のようにもろく散っていってしまうのではないか、という恐れです。

ベアマンさんは、明らかに涙に濡れた赤い目をして、そんなバカバカしい想像に、軽蔑と嘲笑の大声をあげた。

「なんだって!」と彼は叫んだ。「一体全体、葉っぱが忌々しいツタから散るから死ぬなんてこと、そんなバカなことを考えている人間がいるのか?そんなの聞いたこともないぞ。世捨て人の馬鹿者のモデルのポーズなんてとってやらないぞ。なんだってそんなつまらない事が頭に考えついたんだろうか?あぁ可哀想な可愛いジョーンジー」

「彼女の病気が酷くって、身体も弱っているのよ」スーは言った。「熱のせいで、心は病的になっていて、おかしな考えでいっぱいなのよ。ええ良いわよベアマンさん、私のためにポーズを取りたくないなら、しなくて結構よ。あなたはちょっと憎らしい老いぼれなだけで、軽薄で口だけって思うことにしとくわ」