『The Last Leaf』by O.Henry ⑥

「葉っぱよ。古いツタについている。最後の一葉が落ちるときに、私も死ぬのよ。そのことは3日前から分かっていたわ。お医者さんはあなたに言わなかったの?」

「まぁそんな馬鹿げたことは聞いたことがないわよ」スーは大げさに笑いながら文句を言った。「古い蔦の葉っぱが、あなたが元気になることと、どんな関係があるのよ?あなたはとてもあのツタのことが好きだったじゃない、おバカさん。ばかはやめて。あのね、お医者さんはこう言ったのよ、あなたがすぐに良くなる見込みと言えば、えーっと、お医者さんが言った通りの言葉を使うと、彼は、見込みが『1に10だ』って言ってたのよ!あのね、それって、ニューヨークで電車に乗るとか、新築のビルを通り過ぎるときと同じほどのチャンスなのよ。まずスープを少しお飲みなさいよ。このスージーを絵を描くことに戻らせてよ、編集者にそれを売ってね、そして病気の可哀想なお子ちゃまにポートワイン(ポルト酒)を買えるのよ。そしてその腹ペコで貪欲なわたし自身にはポークチョップを買うのよ。」

「もうワインは買わなくてもいいわ」ジョーンジーは言った。目を窓の外に、じっと向けたまま。「また散ったわ。いいえもうスープはいらないの。あと4枚が残ったわ。暗くなる前に、最後の一葉が散るのが見たいわ。そうして私も逝くのよ」