Katherie Mansfield キャサリン・マンスフィールド
第7回(1)

【まとめ】

・主人公キザイヤは、どうも父親に怯えているようだ。

・父が仕事へ行くと安堵するし、帰ってきた父の元へ行くときは、ゆっくりゆっくり行くのが日常的だった。

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【日本語訳】

その小さい女の子にとっては、その人は、怖くて、倦厭したい人だった。

毎朝その人が仕事に行く前に、子供部屋にやってきて、おざなりのキスを女の子にした。そのキスに対して女の子は「行ってらっしゃいお父様」と答えるのでした。

”そしてあぁ”その安堵感といったら、父の二輪馬車の音が、長い道を遠ざかりながら、微かになっていくのを聴く時の。

夕方になって父親が帰って来る頃、女の子は手すりにもたれていると、父親が大きな声でホールで言っているのが聴こえた。

”喫煙室にお茶を持ってきてくれないか新聞はまだ届いていないのか?

 召使いたちが、またキッチンに持ち込んだのかな?

 母さん、新聞がそっちにあるかどうかを見てきてくれ、それから室内ばきを持ってきてくれないか”

”キザイヤ”と母親は女の子をよくこのように呼んだものだった。”いい子だから、降りていって、お父様のブーツを脱がせてあげてちょうだい”

女の子はゆっくりと階段をそっと降り、女の子は手すりを片手でしっかりと握り締めながら降りて行った。さらにゆっくりとホールを横切って、そうして喫煙室のドアを開けたものだった。

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【重要表現】 
 現在分詞、分詞構文


1:
To the little girl he was a figure(人 to be feared and avoided.

固有名詞を出さないことで、またTo~を前に出して、少女と誰か男の人が明確に存在することがわかる。


” 引用符という


13:"Kezia" mother would call to her ,"if you're a good girl you can come down and take off father's boots."

would 過去の反復行為を現している。you can 丁寧な命令形



16:more slowly still stillは比較級を修飾している